育児休業制度の改正

松岡です。

 

2022年4月より男性従業員の育休取得促進が企業に義務付けられています。

この背景に女性だけに偏る負担を減らしたり、出産による離職を防ぐためです。

 

そして2022年10月より以下のポイントで育児休業制度が変更になります。

これは男女共通になります。

 

● 子が1歳までの間に分割して2回取得できるようになること

※いままでは分割不可だった
● 子が1歳以降の延長時、休業開始日が柔軟化されること

※いままでは子が1歳または1歳半の時点限定だった
● 子が1歳以降、特別な事情がある場合であれば再取得が可能となること

 

 

大きく変わるのは、分割取得できるという点かと思います。

 

子が1歳までの間に夫婦が育休取得を合わせると4分割できるようになります。分割取得が可能となることで、業務都合や会社の状況を勘案しながら休業できるようになるため、我が子を迎えた両親が協力しながら仕事と育児の両立を実現しやすくなります。

 

これにより、特に女性の勤務医さんの出産による離職が減ることが予想されます。

反対に、男性従業員の育休取得ケースが増えてくることも予想されます。

 

時代の変化で、とまどうことも多いかもしれませんが、こういった流れに柔軟に対応していきましょう。

 

 

権利と義務

 

松岡です。

 

権利と義務という言葉はよく聞きます。

昨今、権利を主張する場面があらゆるところで目にするかと思います。

権利を主張することはとても大事なことだと私も思います。

 

しかし、「義務」に対してはあまり話題に上がらない気がします。

日本人にとっては、憲法で課されている納税・勤労・教育は三大義務として有名です。
ですが、当たり前のことすぎて日々の生活の中で強く意識することはあまりありません。
 
このように憲法に義務が明確に記載されながら日本人は義務に対しては意識が低いところがあるかもしれません。

 

よく、「権利と義務」と言われますが、順番的には「義務と権利」かもしれません。
よく言われるのは、義務を果たしたうえで権利を主張しろ、という言葉です。

 

従業員が権利ばかり主張して、勤務態度が悪い、といったことにお悩みの病院様は今一度、義務についてのお話をミーティングなどでスタッフにしていただき、意識づけを
かえてみてはいかがでしょうか。

DX

松岡です。

 

DXとは何か、と言われたときにぱっと答えることはできますでしょうか?

DXはデジタル化すること、という認識の方が多いのではないでしょうか?

 

 

DXとはデジタルトランスフォーメーションの略で、ビジネス領域に限った言葉ではなく、デジタル技術を社会に浸透させて、顧客体験価値を上げ、人々の生活をより良いものへと変革することをさします。

顧客体験価値、とは顧客がそのサービスやモノに興味を持った段階~購入~使用~購入後にいたるまでの全ての体験を指します。

 

動物病院の例で言うと、例えばLINEから予約できる予約システムの導入はDXの一つと言えます。

LINEという日常でつかうツールを使って気軽に予約をすることができ、顧客である飼主様は便利に動物病院を使うことができます、つまり顧客体験価値が上がっています。

 

動物病院はに2極化が進み、より厳しい業界になります。

大きく3つの指標で飼主様が動物病院選びをすることになります。

①病気が治ること

②病気の説明や治療に納得して分かること

③便利であること

DXは③の領域になります。

 

飼主様の立場になって、どうすれば来院しやすい、来ても快適に過ごせるか、またすぐに来院したくなるか、といった視点から自院のことを見つめ直すことはとても大事です。

 

長く勤めているスタッフや院長だと当たり前となって気づかないことも、新人や外部の目が入ると気づくこともあります。

 

DXを進めて③をより高めるためにも、上記のような視点は大事にしましょう。

 

 

 

 

値上げと顧客体験のアップはワンセット

松岡です。

 

昨今いろんな業種で値上げしております。

動物病院も業界として値上げはすべきだと思いますが、ただやみくもに値上げをするだけでは、動物病院数が飽和している現代において飼主様は離れてしまいます。

 

2割程度の値上げであれば心理的インパクトが少ないと言われています。

しかし、それは満足度が伴っていることが前提です。

 

大手飲食チェーンの餃子の王将の値上げが素晴らしいので紹介いたします。

 

値上げするならば、それに見合って価値、つまり顧客体験を上げなければいけません。

 

※顧客体験:

商品やサービスの「価格」や「機能性」といった物理的な価値だけではなく、それらを通して得られる「満足感」や「喜び」というような感情や経験の価値も含めた概念 

 

餃子の王将では値上げに伴い、レシピを改良し、どう変わったかを詳細に顧客へ告示しています。

 

 

 

こうすることで、値上げをしても、納得感を得やすく、客離れも格段に落ちる事でしょう。

 

動物病院様でも例えば、トリミングを値上げする際に、シャンプーを質の高いものに変えた、等そういったことを詳細に告知することで飼主様離れを防ぐことができるかもしれません。

 

原材料や人件費の上昇に伴って、値上げをする動物病院様も増えてくると思いますが、こういったことを考慮してみてはいかがでしょうか。

 

 

見てもらえる広告

松岡です。

 

病院やトリミングの広告としてポスティングやリーフレットを作っている病院様は多いと思います。

 

しかし、だいたいは捨てられてしまうことが多いのではないでしょうか。

 

最近、みつけた広告物で、これは捨てられずらいな、と思ったものが一つあるのでご紹介いたします。

 

 

これはとある探偵事務所の広告マグネットです。

 

しかし、探偵とは全く関係ない調味料の重さ表が大きく書いてあります。

 

一般的に探偵事務所の依頼の多くは女性からの浮気調査です。

つまりターゲットは主婦がメインとなります。

 

このように調味料の重さ表マグネットは台所に置いておくと便利です。

 

日常的に目にするところに置かれることで、ザイオンス効果といって繰り返し接すると印象や好感度が高まり関心の度合いが高まるという効果が生まれます。

 

何かあった時に探偵事務所として第一に思い出されることでしょう。

 

 

動物病院の飼主様も女性が多くを占めています。

病院の広告にこのような有益なコンテンツを載せておくことで、新規獲得につながるかもしれません。

 

 

人間の消費行動に影響を与える11の欲望

松岡です。

 

より深い顧客理解に基づいたソリューションを立案することを目的として、

電通のプロジェクトチーム「DENTSU DESIRE DESIGN(デンツウ・デザイア・デザイン)」では、2021年から計3回にわたり実施した消費者調査の結果を基に、人間の消費行動に強く影響を及ぼすドライバーとなる感情を分析しました。

 

それを「11の欲望(Desire)」として可視化して発表しました。

 

43種類の「根源的な欲求」に関する質問から欲求因子を抽出し、さらに45種類の「現代の価値観」に関する質問から、欲求因子と関係性の強い価値観を判定したのち、現在の消費トレンドや社会情勢考察から11の欲望として可視化しました。

 

今回定義された欲求は以下になります。

①承認&優越 「他人という鏡に映した欲望」

②自由&安楽 「無理のない自由への欲望」

③健康&平穏 「心身平常運転の欲望」

④繋がり&教官 「さみしい人とは思われたくない欲望」

⑤探求&想像 「マイワールドを追求したい欲望」

⑥興奮&享楽 「資本集中型浪費欲望」

⑦社会貢献&保守 「守りたいものがある欲望」

⑧保身&安全 「炎上しないための欲望」

⑨遊興&解放 「ホントはダメだけどだって欲望」

⑩愛&感動 「あえて愛を確認したい欲望」

⑪収集&所有 「集め方を集めていく欲望」

11の欲望

社会情勢もめまぐるしく変化し、生き方が多様化した現在においては上記の欲望をベースとしてクラスター分析を行い、よりリアルな消費者の心理を追及しております。

 

 

過度に期待をしないマネジメント

松岡です。

 

期待をして人を採用したが、思ったほどやる気を出してもらえず、しまいにはすぐに退職されてしまった…という経験をされた院長は少なくないと思います。

 

最近も、いつも期待して採用したが裏切られてしまい心が折れてしまった…という院長ともお話しました。

前提として、年代や取り巻く社会情勢も違えば価値観が違うのは当たり前です。

 

過度な期待は院長の精神的な負担になると思うので、ある程度期待しない、という姿勢はメンタルヘルス面においても大事です。

 

某大手外資系コンサル会社でマネジメントコンサルティングをされていた安達裕哉 氏の著書「人生がうまくいかないと感じる人のための超アウトプット入門」によると、

 

仕事ができる人は、おしなべて「人に期待しない」という傾向があります。

悪い意味ではなく、いい意味で「過剰な期待が身を滅ぼす」と知っているからです。

 

もちろんこれは「人」、つまり他者だけではなく、「自分にもあまり期待しない」ことも含んでいます。これは「やれること」と「やれないこと」の区別が徐々についてくからです。

 

もちろん、経営者が、面と向かって「お前には特に期待してないよ」などとは絶対に言わないほうが良いです。

人並みに「がんばれ」くらいは言ったりしますが、内心では「ちゃんとやれたら儲けもの」くらいにしか思っていないことが殆どです。

 

「期待」は「依存」に変わりやすいし、一人の人間に依存することは経営上のリスクです。

 

「期待しない」ポイントをいくつか抜粋して紹介します。

 

①「話せば、お互いわかりあえる」という期待を持たない。

結局、人は心のなかでは何を考えているかわかりません。

本当にわからないのです。「話して、分かり合えた」と思っても、実際それは幻想で、自分の都合の良いように解釈しているだけです。

 

 

②「人は成長する」という過度な期待は持たない

実際には人には「適性」があり、その適性にかなわないことはできない。

それが実際のところであり、「身の程を知る」の本質です。

 

 

③「人は合理的に判断できる」との期待を持たない

できた大人は、「正しい情報を与えれば、皆が合理的に判断できる」とは全く思っていません。

むしろ「合理性とは程遠いのが人間」だと、現実的に考えています。

コロナウイルスによる買い占めなどのパニックで、皮肉にもそれが証明されてしまいました。

しかし、できた大人はそれを嘆くどころか、「別にそれならそれでいいんじゃない?」と思っています。

なぜなら、「欲望」や「感情」に従って人が動いてくれたほうが、扱いやすいからです。いつの世でも為政者は「皆が見たいものを見せる」ことで、成功してきたのです。

 

3つほど上げましたが、もちろん仕事なので最低限のルールの上で最低限の業務はやってもらいます。

 

ただここで重要なのは、過度に期待しない事です

また、スタッフがどのようなモチベーションを仕事へ持っているかを把握して、お互いのミスマッチを少しでも減らすために定期的なスタッフヒアリングは大切なので可能であれば行いましょう。